ワンランク上のジョイントをしてみよう

こんにちは、YuiYui です。

ご訪問有難うございます。

 

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昔々のそのむかし。

担当させてもらっていたタティングレース教室に、とある年配のご婦人が定期的に来て下さってました。

ご婦人は英語がわりとできる方だったようで、他の生徒さんがあまり好まないタティングレースの洋書も、ご自分で解読して作品を編んだりしていました。

ある時そのご婦人から

「先生(と呼ばれていた)、以前 ”ジョイントする時にできる1本線は目数として数えない” と言われましたよね?」

・・・・っと質問されました。


これですな。

 


私 : 「あ~はいはい。 そうですね。」

ご婦人 : 「でも○○と言う洋書には ”目数として数える” って書いてあったんです。 これはどちらが正しいんでしょうか?」

私 : 「ふーーーーむ。」


この時ワタクシは質問に答えられなかったのではなく、

「おお~こんなことに疑問を持つ方がおられたのか~~~[E:up]」

・・・と、質問されたことの内容に感動していたのです。( ̄▽ ̄)

 

 ピコにジョイント/目数として数える? 数えない?


ピコにジョイントした時は、必ず矢印のような1本線ができます。

普通これは目数として数えず、ジョイントした後は普通にダブルステッチを編む・・・と言うのが一般的な方法です。

ところがこれを目数として数えるケースもあるんですよ。(・◇・)b

でも、「じゃあこれは半目ね。」・・・と、ただ数えて終わりなのではなくて、別で始末方法があります。

私自身は「ただのジョイント」の時は、わざわざやるほどの事でもないと思うのですが、前回の「ピコいろいろシリーズ」には使うと効果的なので、今日はこのジョイント方法を書いてみたいと思います。

関連記事 : ダブルピコトリプルピコクロスピコ

 

まずはこちらの画像から。


右のリングが普通にジョイントして作ったダブルピコです。

ジョイントした部分に1本線(赤矢印)が入ってますが、左のリングにはこれがありません。

どちらのリングでも間違いではないのですが、より綺麗に仕上がる左のリングのダブルピコを作ってみましょう。

 

 下側に引き抜く Down Join(ダウンジョイン)


編み図は以前使ったこれを使います。


「5、ピコ、5、長いピコ、2」と編むまでは一緒。


次に左手に回している糸を手前に引っ張って・・・


長いピコの上に乗せます。


シャトルのツノをピコの下側から入れて・・・


ピコの上に乗せた糸を「びょーーー」っと引き抜きます。


「普通のジョイント」同様にシャトルを通過させて・・・


ジョイントした目を締めます。


その次はウラ編みをします。(注意:表編みではありません)


「ウラ編み」を寄せて、ひと目ができました。

ジョイントする時に下側から引き抜く方法を「Down Join(ダウンジョイン)」と言います。

なので、普通に上側に引き抜く方法は「Up Join(アップジョイン)」と言うことになります。

 

 見た目が似ていても構造が違う

この方法でジョイントする場合は、先にやった「ダウンジョイン」を「表編み」として考える為、ジョイントした後にウラ編みが来るようになります。


構造は違いますが、仕上がりは普通にダブルステッチを編んだようになりました。

 

先にも書きましたが、このダウンジョイン方法が正しいと言うのではありません。

こだわる方は普通のジョイントの時でもこの方法を使います。

私個人の考えでは、

★太めの糸を使って作品を編む時。

★ダブルピコ等の変形ピコを取り入れる時

・・・などに使うのは効果的だと思います。

細い糸を使う作品の時は、編み目じたいがそんなに見えませんし、間違えやすくなってストレスになるよりは、普通に編むので良いんじゃないかと思います。

でも、「知ってるけどやらない。」のと「知らないからできない。」のでは大違い。

使い分けができるのも、色々覚えてこそです。

レッツ、トライ!(  ̄^ ̄)ゞ

 

では、YuiYuiでした。(^^)

 


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