タティングレース作品を編み図通りの大きさにするためには

こんにちは、YuiYui です。

ご訪問有難うございます。

 

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突然ですがワタクシ、前回こんな事を書きました。


今回のモチーフに限らずですが、「イラストのみのフリーパターン」には、完成作品が編み図通りのバランスに仕上がらない・・・と言うケースが良くあります。


関連記事 : 「スノーフレーク(雪の結晶)」その7/油断すると間違え易そうなモチーフ

 

で、この記事を書いた時に思い出したことがあります。

それは・・・

昔々、教室を担当させてもらっていた頃。(また昔話かい)

時々生徒さんから・・・

「作品のサイズが揃わないのよね~。」

・・・と言われることがありました。

これには2通りありまして・・・

ひとつは 「モチーフやドイリーがテキストの指定してるサイズに仕上がらない。」 と言うこと。

もうひとつは 「モチーフつなぎ作品を編む時に、それぞれのモチーフサイズが揃わない。」 と言う事です。

今日はこの「サイズ通りに仕上げるためには?」・・・と言う内容でお話をしてみたいと思います。

 

作品をテキストの指定サイズに仕上げるためには

最初にぶっちゃけて言いますと、ワタクシ自身は作品が本の指定サイズ通りに仕上がらなくてもあまり気にならないタイプです。

編みものと違ってタティングレース作品には「着るモノ」「かぶるモノ」ってそんなにないですよね?

セーターや帽子はサイズを守らないと、着用したときに違和感が出てきますが、タティングレースのモチーフひとつ5ミリ程度の誤差とかって、「使うもの」としてはそんなに問題ないと思うんですよ。

アクセサリーに使うとしても、数ミリ大きい小さいからってどうってことないですし・・・。

※小さい作品で1センチ以上も誤差が出ると言うなら別ですが。

でも、少数ながらもこだわる方はいらっしゃるので、注意点として以下の事を実践してみてはどうかなと思います。

 

指示通りの糸を使う

当たり前ですが、基本中のキホンです。

和書に関しての話ですが、大抵のテキストには・・・

「オリムパス○番糸」 とか、「DMC コルドネスペシャル○番手」

・・・等など、使う糸の種類と番手が描かれてあります。

まずは、この指定通りの糸を使わないとサイズ通りには仕上がりません。

糸の番手(太さの表示)が一緒でも、メーカーによって太さが違うので、

「リズベスの40番は持ってないけど、DMCの40番なら持ってるわ~。」

・・・と使っても、同じサイズには仕上がりません。

非常に腕のある方なら、少々メーカーが変わっても、ご自分で調整できると思いますが、大抵の方は無理でしょう。

なので、まずは テキストの指定通りの糸を使う! のは大前提です。(・◇・)b

 

面倒でも「土台」となるものを用意する

次に、「指定通りの糸使ってもサイズ通りに仕上がらない」場合の対処法です。

ワタクシが勝手に考えたもので、一般的に使われている方法ではないと思いますのであしからず。( ̄▽ ̄)

例えばこのモチーフを編むとしましょう。

大抵のテキストには最初の方に完成作品のカラー写真ページがあり、後半に編み図ページがあります。

そして、編み図ページを開くと・・・


こんな感じで、モチーフの直径サイズが書かれています。

ちょっと面倒なんですが、カラー写真のモチーフを「直径6cmになるように拡大コピー」します。

そして、その拡大コピーした写真を「土台」として、

★リングを編んだら写真に合わせて、サイズ通りに仕上がっているかチェックする。

★チェーンを編んだら写真に合わせて、サイズ通りに仕上がっているかチェックする。

これを繰り返すと、指定通りの仕上がりになります。

作品写真がサイズ通りの印刷になっていれば良いんですが、大抵は小さく写ってますよね?

なので、何パーセント拡大するかは数学で習った計算法を思い出してコピーし、それに合わせながら作ればよし!・・・と言う考えなのです。( ̄▽ ̄)

「編み図」はあくまでイラストなので、「写真の方を拡大コピーする」ようにしてくださいね。

ワタクシはこの方法で何度かやったことがありましたが、そんなに仕上がりサイズにこだわらなくても良いんじゃないかな~~っと思って継続には至っておりません。( ̄▽ ̄)

しかし、少しでもズレたくない方には「やってみてはどうでしょうか?」ぐらいでオススメします。

 

モチーフつなぎ作品を同じ大きさにそろえるためには

では、モチーフつなぎ作品の場合はどうでしょう?

結局こちらも同じようにするだけです。

最初の1枚のモチーフを先に書いた方法で編み、その1枚を土台にして、他のモチーフも同じ大きさになるように編んで行けば良いのです。

 

使うのに支障がないものは、あまりこだわらなくて良いと思う

最後に指定の大きさに仕上げるのが非常に難しいのは、円形のテーブルカバーです。

円形テーブルカバーと言えば、JAN STAWASZ氏の作品が有名ですが、指定の糸を使ってもなかなか同じ大きさに仕上げるは難しいんですよね~

糸を締める時、ぎゅぅ~~~!っと締める人、ゆるゆるな人とでは、同じ作品でも仕上がりにかなりの差が出ますし・・・。

過去に見た例では、同じ作品を10番手で編んだ人と20番手で編んだ人がいて、仕上がりがほとんど変わらない大きさだった・・・ってことがありました。

でもね、テーブルカバーなんですよ。

そんなに指定サイズ通りに仕上げないと、使えないってものでもないですよね?

本のサイズに合わせるように編むこと自体がストレスになるくらいなら、そんなこと気にしないで楽しく編めば良いんじゃないかな?・・・と私は思います。

 

では、YuiYuiでした。(^^)


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