タティングレースにどれだけお金をかけるか

こんにちは、YuiYui です。

ご訪問有難うございます。

 

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今日はちょっと辛口トークです。

「タティングレースにどれだけ(お金を)出すか?」と言う内容で、これまでワタクシが見て来て思ったことを書いてみたいと思います。

甘口がお好きな方は心して読むか、この時点でスルーしてくださ~い。おほっ。

では、行きますよ!(  ̄^ ̄)ゞ

 

テキストを買わない

昔々・・・

顔見知りの何人かでタティングレースの話になった時、ある1人の女性がこう言いました。

「私ね、本屋で立ち読みしてダブルステッチの編み方覚えたの。 テキストなんて買ってないのよ。」

ワタクシはその一言を聞いて・・・

「うっわぁーー! 執念深そうな女だなぁ~~!!」Σ( ̄ロ ̄lll)

・・・っと思いました。(言葉がきつくてごめんなさいね~)

当然彼女以外の人たちもそう思っているだろうと思ったのですが、私の予想に反してみんなの反応は・・・

「え~!すっごぉ~~~~い!!♪♪」

・・・と言うものだったのです。

え・・?

すごいの・・・??

ただのケチじゃね・・・・???

だって、ダブルステッチマスターするのに「本屋で立ち読み」だよ。

1回で覚えて帰ったんだとしたら、何時間もそこにずーーーーっと居座ってたわけでしょ?

買えば? 本1冊ぐらい・・・

みんなの歓声に囲まれて、ものすごい満足げな彼女。

それを褒め称えるようなキャイキャイ♪した反応の中で、ワタクシ一人がフリーズ状態になっておりました。

その後の彼女の話によると、テキストは一切買わず、フリーパターンか貰ったものを活用するとのことで、タティングレース用の糸を買う際にも・・・

「糸買ったらこの本のコピーをくれるのか?」

・・・とかお店の人に聞くらしい。(差し上げますと書かれてるわけでもないのに)

とにかく話の節々から、「タティングレースが好きなんだなぁ~。」と言うことよりも・・・

いかに金掛けずにタティングレースをやるか!

・・・と言う執念しか、私には感じられませんでした。

 

安いレース糸しか使わない

昔々・・・

過去に担当させてもらっていた教室に・・・

ぜったい100均のレース糸しか使わない!

・・・と言う方がおられました。

100均の糸がいけないと言うのではありません。

ワタクシも「テスト編みする時」とか、「新しいテクニックの練習をする時」とかには良く使います。

安いと失敗を気にせず使えるのが良いですよね。

しかし安価な糸と言うのは、糸の撚りが弱いとか(それが好きな人もいますが)、滑りが悪いとか、何かしら理由はあるわけです。

そして、そう言う糸ほど編みにくいので、綺麗に仕上げる為に腕が要るんです。

確かに糸ひとつに600~1000円近くすると、最初のうちは「高い」と思うでしょう。

ですから、基本のモチーフが編めるようになるまでは安価な糸で練習し、腕が上がってきたら少しずつ良い糸を使っていってもらいたいなぁ~と思うのです。

やはり仕上がりが違いますから。

100均糸しか使わない生徒さんも、糸のせいだけでもないんでしょうが、なかなか上達しないうえ、リングを締める時にブチブチ切れてしまうので(レース糸ブチ切ってしまう人もはじめて見た)、「もうちょっと良い糸使ってみようか~。」と、やんわり説明すると・・・

「糸は関係ないと思います!

・・・とバッサリ返されてしまいました。( ̄◆ ̄;)

え~? キミ、何しにここ来てるの?

タティングレース編めるようになりたいんでしょ?

今の状況でダメなら、別の方法を取り入れてみることも大事なんじゃないの?

結局前例のカノジョと同様、こちらの彼女も・・・

金掛けずにタティングレースをやるんだ!

・・・と言う執念しか、私には感じられませんでした。

 

専門材料はなぜ高価なのか?

タティングレースに限らずですが、「手芸の専門材料」と言うのは意外にお金がかかります。

なぜ高いのかと言うと・・・

★完成度が高くなるような造りになっているから。

★素材が良い(高い)ものを使っているから。

★外国製品の場合、日本に入ってくるまでに高くなってしまう。

★そもそも生産量が少ない。

・・・などの理由があります。

手芸店や専門店のボタン1個が、なぜあんなに高いのかご存知ですか?

どこまでを高く感じるかは人それぞれですが、大抵の方が・・・

「なんでボタンってこんなに高いの?」

・・・と言うので、一般的な感覚だと「高い」んだろうと思います。

まず、縫製業をしている以外の人で、「洋服を作れる人」と言うのはかなり少ないです。

私ぐらいの世代だと、母親やおばあちゃんが洋裁ができるので、家族の服を作ってくれた・・・と言う家庭はごく普通にありました。

今は安価な服がバンバン出てきてしまい、「作る」より「買う」ほうが安いので、わざわざ洋裁をする人は「よほど好き」な人でもない限りいなくなってしまいました。

服を作れる人が減ったと言うことは、その材料もなかなか売れないと言うことです。

売れないけれど、ある程度は置いておかないといけない商品なので、価格が上がってしまうわけです。

 

タティングレース材料もこれに近いと言えます。

「編みもの」と比べてまだまだ愛好家も少ないですし、さらに「難しい」となるとますます気軽に取り組めないんでしょうね。

 

ケチと節約は別のもの

先に書いたように、「安価な糸がいけない」・・・と言うのではありません。

その糸が本当に気に入っていて、結果安かったのであれば、それが一番にこしたことはないでしょう。

ですが、高価な材料にはそれなりに使う価値があると私は思っています。

まず、「仕上がりに高級感が出る」と言うこと。

そして次に、「高かったから失敗できない、きちんと作らないといけない」と言う緊張感が生まれる・・・と言うことです。

作品を作る上で、腕を上げる為にも「緊張感」と言うのはとっても大事なことだと思います。

その時の為に普段の練習は安価な糸を使って・・・と言うのは節約です。

「安いのしか使わない」と言うのはただのケチ。

せっかく「難しいレース編み」と言われているタティングレースをやるのですから、ただズルズルやるのではなく、目標を持って腕を上げていただきたいなと思います。

 

では、YuiYuiでした。(^^)


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コメント

  1. Kanata. より:

    はじめまして。Kanata.と申します。
    にほんブログ村から飛んできました。
    タティングはまだまだ始めて間もないながら、ちょこちょこと小さい作品を作ってはレンタルボックスで販売したりもしている者です。
    この記事には、というかこちらのブログには色々と考えさせられました。
    立ち読みでダブルステッチ習得…。
    私もアリエナイと思ってしまう派ですね。
    お金を掛けたくないなら、図書館を使えばいいのにと思います。
    沢山借りてきて、自分に合う本を探すとか…。
    実際私は、手芸にかけられる資金が潤沢とは言えないので、図書館はフル活用していますよ。
    自治体によっては、既に廃版になってしまった本を所蔵しているところもありますし。
    糸も、私はリズベスの糸が大好きなので、ここは譲れないところだなと思っています。
    他の部分…例えば可愛いシャトル・用具などは諦めなければならないところが沢山ありますけれど。
    妥協しなければならない部分は妥協しつつも、私なりに腕を上げていきたいなと日々思っているところです。

  2. YuiYui より:

    Kanata.さん、はじめまして。
    ご訪問有難うございます。

    そうですね、図書館と言うテもありました。
    私は行ける範囲の所にある図書館が非常にショボいので(多分タティングレース本はないような・・・)ほとんど利用したことが無いため、ブログを書いてるときに「図書館を利用する」・・・と言う案を忘れていました。(^^;)
    どこにどれだけお金をかけられるかと言うのは人それぞれ資金事情もあることですし、出来る範囲で楽しんでいただくのが良いと思います。
    私は生徒さんに説明ができるようになっておく必要があったため、本や道具類は色々持っているほうだと思いますが、反対にあれこれ買うことが良いとも思っていません。 バランスですよね。
    当ブログを読んで下さり、ありがとうございます。
    これからもよろしくお願いいたします。(^^)

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